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マカの歴史を紐解く

マカはアブラナ科の多年生植物で、古くから精力増強剤として使われてきました。
ホルモンバランスを整え、代謝をよくして冷え性を改善する効果もあるので、妊娠しやすい体づくりにも役立ちます。

マカのサプリメントや加工食品は一般に普及していますが、マカそのものは日本では馴染みがないため、どんな植物か知らないという方も多いでしょう。
インカ帝国時代から重宝されてきたマカの歴史を詳しく紐解きます。
マカはペルー原産とよく言われますが、元々はチベットに自生していました。
今から約2000年前、チベット族の移民が持ち込んで栽培を始めたのがペルーのマカの起源とされています。

その後ペルーは急速に発展し、山間部へ荷物を運搬する家畜の体力を付けさせるためにマカを与え、兵士や特権階級の人々が日常的に食べるようになりました。
マカと共に発展したとも言えるペルーですが、1582年にスペインによってインカ帝国が滅ぼされ、マカも略奪されました。

スペインに渡ったマカは王室御用達の食材として扱われる事になります。
ペルーではスペインへの徴収用以外のマカは栽培不可となりましたが、それでもこっそり栽培を続ける現地民はいたようです。
しかし、スペインのマカはことごとく栽培に失敗し、ペルーでは栽培を制限されていたため、1980年には絶滅危惧種としてレッドリストに記載されました。

レッドリストに記載された事で世界中に知られるようになったマカはペルー政府の後押しを受け、数を増やす事に成功しました。
それと同時に、マカをビジネスに活用しようという動きが広まり、日本でも1997年に初めて輸入が開始され、現在に至ります。
一度は絶滅しかけたものの、今ではペルーを支える重要な植物です。

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